2013年5月21日火曜日

マジカルアイズの特徴

どうも、シナリオ担当・ミスズリです。

作成が着々と進む中、作品の魅力を皆様に少しでも知っていただくべく、マジカルアイズのここが強み(かもしれない)!と思う部分を数回に分けて紹介していこうと思います。



第一回目は背景について。

以前の日記&背景担当・雨@ジェントルマンの一連の日誌からも分かるように、今作は背景を3DCGで描いております。

背景は2Dに限る、手描き感が欲しんだという方も当然いらっしゃると思いますし、個人的にも2D・3Dそれぞれの良さや味、強みがあると思いますので、
「3D背景だからオススメするなりよ!」
と、お気楽極楽な発言をするつもりは決してございません。


ただ、実際に作業をしていて、3Dの背景には2Dの背景と比べて明らかに強みとなるだろう部分が一つあります。
それは、一度オブジェクト(家・電柱・木etc.)の創作・配置が完成すると、その差分がとても作成しやすいということです。

具体的にどういうことかと言いますと、
まずは以下の2枚の画像を御覧ください。





上記の画像は全く同じオブジェクトで構成されているCGです。
ところが、ライティングや空のテクスチャを変更するたけで、ご覧のように昼間の街と夕方の街を表現することができます。

これが2DのCGであれば夕焼けに染まった街に該当する色や、陽の角度から考えられる影の長さに合わせて、改めて全体を着色する必要が出てきます。

ですが、3Dでは光源の角度や色を指定するだけで、現実の太陽の傾きを表現することができ、それに見合った影の長さや建物の照り具合が自動で表現されます。

同様な手法で、明け方や深夜といった時間の変化、曇りの時や雨の時といった天気の違いなどのパターンを、シンプルな行程で作成できます。

もっとこだわるのであれば、光源(太陽)の位置を数度づつずらして、朝8時、朝9時、朝10時……と微妙な時間の違いも表現することも可能です。
(そこまですると、画像の量が膨大になりますので、今作では昼夕夜・晴雨曇りといった大きな差異での背景変化になっております)


今作では、こうして3D背景を使用することで、例え同じ場所で起こるイベントだったとしても、時間や天気の違いなどを出来る限り豊かに表現出来るように作業を進めております。




今回は時間や天候の変化についてのみお話させていただきましたが、実は『視点やカメラの角度の違い』についても同じようなことが言えます。

それらの説明については、また次回に。

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